少し意見が分かれる内容かもしれません。
世の中では、
「オープンキャンパスには絶対行こう」
と言われることが多いです。
確かにその通りです。
しかし、
私は条件付きだと思っています。
高1・高2なら積極的に行くべきです。
でも、高3の一般受験生は必ずしも行く必要はありません。
なぜなら、
受験生にとって最も重要な資源は時間だからです。
オープンキャンパスへ行くと、
半日。
遠方なら1日。
場合によっては2日かかります。
移動時間もあります。
疲労もあります。
その時間で、
英単語を覚えられます。
数学の問題集を進められます。
過去問も解けます。
受験生にとって、
時間は点数です。
だから私は、
高3の一般受験生に対して
「とりあえず行っておこう」
とは言いません。
大学の雰囲気を見るためでしょうか。校舎を見るためでしょうか。学食を食べるためでしょうか。
もしそうなら、高3の一般受験生には優先順位が低いかもしれません。
なぜなら、
今は大学ホームページがあります。
研究室紹介があります。
教授紹介があります。
動画もあります。
オンライン説明会もあります。
以前の記事でも書きましたが、
私は大学ホームページを見るなら、
受験生向けページよりも、
研究室や教授紹介を見るべきだと思っています。
大学で何を学ぶのか。
どんな研究が行われているのか。
それはホームページでもかなり調べられます。
もちろん、
オープンキャンパスに価値がないと言いたいわけではありません。
むしろ価値はあります。
ただし、
その価値が大きい人と小さい人がいるのです。
行く価値が大きい人
こうした人は行く価値が大きいです。
大学への理解がそのまま受験対策になるからです。
また、
高1・高2も行く価値があります。
まだ進路が固まっていないからです。
理学部と工学部の違い。
大学ごとの特色。
研究内容の違い。
こうしたものを実際に見ることは大きな意味があります。
ホームページも調べている
研究室も見ている
志望理由書を書く
高1・高2で進路未定
一方で、
高3の一般受験生で、
志望校も学部も決まっている。
ホームページも調べている。
研究室も見ている。
そんな人なら、
無理にオープンキャンパスへ行かなくてもよいと私は思います。
実際、
大学へ入学するために必要なのは、
オープンキャンパス参加証明ではありません。
合格点です。
少し極端な言い方をすると、
大学のことをよく知っていても、
不合格なら入学できません。
逆に、
オープンキャンパスに行ったことがなくても、
合格すれば入学できます。
だから受験生は、
常に時間対効果を考える必要があります。
私は進路指導で、
「何をするか」
と同じくらい
「何をしないか」
も大切だと思っています。
受験生の時間は有限です。
すべてをやることはできません。
だからこそ、
今の自分に本当に必要なものを選ぶ必要があります。
推薦入試や総合型選抜を考えている人も行く価値があります。
しかし、高3の一般受験生については別です。
志望校や学部が固まっているなら、オープンキャンパスより受験勉強を優先した方がよい場合もあります。
大切なのは、みんなが行くから行くことではありません。自分にとって本当に必要かを考えることです。
進路設計とは、情報を集める作業ではありません。
限られた時間の中で、何を優先するかを考える作業でもあるのです。