「大学に入ることが目的になっていないか」という話をしました。
大学受験はゴールではありません。スタートです。
では、大学卒業後まで考えるとはどういうことなのでしょうか。
高校生に進路相談をすると、こんな会話がよくあります。
「どの学部がいいですか?」
もちろん大事な質問です。でも、その前に考えたいことがあります。
それは、「卒業後にどんな生活をしていたいか」です。
どんな仕事をしていたいのか。
どんな人と関わっていたいのか。
どんな働き方をしたいのか。
どんな分野に興味があるのか。
まずはここからです。
職業を決めろという話ではありません。高校生の段階で将来の仕事が決まっている人は少数派です。決まっていなくて普通です。問題ないです。
大切なのは、仮説を持つことです。
例えば、
教育に興味がある。
パソコンを使う仕事が面白そう。
生物が好き。
海外に関わる仕事が気になる。
この程度でも十分です。
進路選択は、最初から正解を当てるゲームではありません。情報を集めながら、仮説を修正していく作業です。
実際、大学の学部と職業が一致しないことはたくさんあります。
一方で、医師・薬剤師・看護師などのように、学部と職業の結びつきが強い進路もあります。進路選択は単純ではありません。
重要なのは、その学部で何を学ぶのか。どんな力が身につくのか。卒業生はどんな進路に進んでいるのか。自分はそこに興味を持てるのか。これらを確認することです。
進路を考えるとき、この順番をおすすめしています。
この順番なら、大学名だけで選ぶ失敗を減らせます。
まとめます。
進路選択は、未来を当てる作業ではありません。
未来について考え、仮説を更新し続ける作業です。
その視点を持つだけで、大学選びの見え方は大きく変わります。