12月31日、大晦日。「年越しそばを食べて、紅白を見て、年を越す日」…というイメージが強いですが、実は大晦日には面白い雑学がたくさんあります。
今回は、ちょっと人に話したくなる大晦日の豆知識を紹介します。
① 「大晦日」という名前の由来
「晦日(みそか)」とは、月の最後の日という意味。その中でも一年最後の晦日なので、「大晦日(おおみそか)」と呼ばれます。
つまり、大晦日は 👉「1年でいちばん大きな"月末"」ということなんですね。
② 年越しそばは"長生き"だけが理由じゃない
年越しそばの理由として有名なのは「細く長く生きられるように」という願い。
でも実は他にも意味があります。
- そばは切れやすい → 1年の厄や不運を断ち切る
- 金細工師がそば粉の団子で金粉を集めた → 金運アップ
つまり年越しそばは 👉「厄落とし＋金運祈願」の縁起物 だったわけです。
③ 除夜の鐘はなぜ108回？
お寺で鳴らされる除夜の鐘。108回なのは、人間の煩悩の数が108あるとされているから。
- 怒り
- 欲
- 嫉妬
- 慢心 など…
鐘を1回鳴らすごとに煩悩を1つ消し、心をリセットして新年を迎える意味があります。
ちなみに、👉107回を年内につき、108回目は「年を越してから」鳴らすお寺が多い というのも豆知識です。
④ 昔は「大晦日の大掃除」は理想的ではなかった？
今では大掃除は年末の定番ですが、実は大晦日当日の大掃除は理想的ではないとされていました。
理由は、👉「歳神様をお迎えする日に慌ただしく掃除をするのは失礼にあたる」 と考えられていたから。
本来の大掃除は、28日頃までに終わらせるのが理想 とされていたんです。
⑤ 大晦日は"借金を残してはいけない日"
江戸時代、大晦日は「ツケの清算日」。
- 借金
- 掛け売り
- 未払い
これらを年内に清算しないと、👉「新年を迎える資格がない」とまで言われていました。
今で言うなら、「年末までにやるべきことを片付ける日」ですね。
まとめ
大晦日は、ただ年を越す日ではなく、
- 1年を締めくくる
- 厄を落とす
- 心をリセットする
という意味が込められた、日本らしい行事の日です。
今年の大晦日は、少しだけ意味を意識して過ごしてみると、新年の迎え方が変わるかもしれません。
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