ハイどうも✋ミスタートーゲです✋
今日は、共通テスト数学を初めて解いた生徒が必ず口にするあの一言から始めます。
「先生…数学なのに文章が長すぎて、読むだけで疲れます…」
本当にその通りなんです。特に数学ⅠAは、問題文の圧がすごい。国語の実用文より長いときすらあります。
ここでよく生徒が言うのが、「これ混乱させるための罠ですよね?」というセリフ。でも、これは誤解です。罠ではなく"仕様"です。
共通テスト側のスタンスはこうです。
「計算だけできても意味がないので、状況を読み取って、条件を整理し、数学的に処理する力を見ますよ」
この設計思想に全振りしているので、文章が長くなるのは必然なんです。
とはいえ、生徒側としてはやっぱりイラッとします。数学の問題に"背景説明"とか"関係なさそうな設定"が平気で混ざっています。中には明らかに読まなくても成立する部分すらあります。これはストレスになりますし、「はっ、いらんし」と言いたくなる気持ちも分かります。
ただ実は、その"関係ない部分を読み飛ばせるかどうか"こそ、共通テスト数学の入口になっています。
では、どう対策すればよいのか。
まず、「共通テスト数学は読む試験である」という事実を受け入れてください。
というより、「数学とは別な試験だ」と割り切ってください。
ここがズレると、どれだけ勉強しても時間が足りなくなります。
次に、読む練習が必要になります。数学ですが読みます。納得がいかない気持ちを抱えつつも、避けると永遠に苦しみます。
読む際に意識したいポイントは次のようなものです。
・設問が何を求めているか、最初にしっかり把握する
・問題文の中で「条件」と「背景説明」を切り分ける
・図や表の中で"使う部分"だけをいち早く見抜く
最初は時間がかかっても問題ありません。この視点で読み続けると、長文の中から「必要な骨」が見えてくるようになります。骨さえ見えれば、あとはそこに情報を肉付けしていくだけです。
そして安心してほしいのは、読むのに時間がかかるのは受験生全員同じだということです。だからこそ、読む型を早めに作った人から抜けていきます。
共通テスト数学は、
読む力で土台ができて
計算力でスピードが決まって
最後の問題で抽象化できるかで差がつく
こんな構造になっています。
今回はその第一歩。「数学なのに読解力が必要」というモヤモヤを受け止めつつ、読み方の練習を積んでいくと、確実に世界が変わります。
以上です。ではまた次回✋

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