小論文では、
科学技術そのものではなく、
- 「科学技術と社会の関係」
がよく問われます。
その中でも頻出なのが、科学技術の発展と倫理です。
まず、倫理とは何でしょうか
簡単に言うと、
- 「何が正しいのか」
- 「どう行動するべきなのか」
を考えるための基準です。
そして、科学技術が発展すると、便利になる一方で、新しい倫理的問題も生まれます。
例えば、自動車
移動を便利にしました。
しかし、交通事故という問題も生み出しました。
原子力発電。
大量の電力を生み出せます。
しかし、放射性廃棄物や事故のリスクがあります。
つまり、科学技術にはメリットとデメリットの両方が存在するのです。
近年では、さらに新しい問題が登場しています
例えば、生成AIです。
- レポート作成
- 翻訳
- 情報整理
さまざまなことができます。
しかし、著作権の問題や誤情報の問題もあります。
また、医療分野では遺伝子編集技術があります。
病気の治療に役立つ可能性があります。
一方で
「人間の遺伝子をどこまで操作してよいのか」という倫理的な議論もあります。
技術そのものは善でも悪でもない
ここで大切なのは、科学技術そのものが善でも悪でもないということです。
包丁を考えてみてください。
使い方①
- 料理を作る
人を助ける
使い方②
- 人を傷つける
人を傷つける
問題なのは包丁ではありません。使い方です。
- 科学技術も同じです
では、なぜ倫理が必要なのでしょうか
理由は、
- 科学技術が進歩するスピード
- 社会のルールが整うスピード
この2つが違うからです。
新しい技術は次々に生まれます。
しかし、法律や制度はすぐには対応できません。
だから必要な視点
「できるかどうか」だけでなく、「やるべきかどうか」も考える必要があります。
AI監視カメラの例
AIで監視カメラの性能を向上させることは可能です。
犯罪防止に役立つかもしれません。
しかし、個人のプライバシーとのバランスも考えなければなりません。
科学技術の問題は、技術だけでは解決できないのです。
だからこそ、文系的な視点も重要になる
理系だけでなく、文系的な視点も重要になります。
- 技術者
- 研究者
- 政治家
- 企業
- 消費者
さまざまな立場の人が議論する必要があります。
小論文では、この視点が重要です。
NG
- 「科学技術は素晴らしい」だけ
不十分
NG
- 「危険だから反対」だけ
不十分
メリットとデメリットの両方を考え、社会としてどう活用していくべきかを考えることが求められます。
小論文で書くときの流れ
このテーマを小論文で扱う場合は、次の流れで書くと整理しやすくなります。
1
科学技術の発展とは何か
2
科学技術がもたらした利益
3
発生する倫理的課題
4
社会としてどう向き合うべきか
5
自分の考え
この順番で書くと、論理的な文章になります。
まとめ
- 科学技術の発展は生活を豊かにしてきた
- 同時に新しい倫理的課題も生む
- 技術を否定するのではない
- 無条件で受け入れるのでもない
- 「できること」と「やるべきこと」を区別する
この視点を持つだけで、一段深い議論ができるようになる。
ということで今回はここまで。
ミスタートーゲでした。
ミスタートーゲでした。
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