大学を調べていると、よく出てくる数字があります。
就職率です。
大学のパンフレットやホームページを見ると、
就職率 98%
就職率 100%
こんな数字が並んでいます。
「この大学は就職に強いんだな」と思いますよね。
でも、ここで一つ注意があります。
数字の裏側①:どこに就職したのか
就職率100%という数字を見たとします。
一見すると素晴らしく見えます。
でも、その100%はどこに就職した結果なのでしょうか。
?
大企業でしょうか
?
中小企業でしょうか
?
公務員でしょうか
?
地元企業でしょうか
数字だけでは分かりません。
極端な話、就職希望者全員が就職したら100%です。しかし、その就職先に満足しているかどうかは別問題です。
就職率が表すもの「就職できたか」
数字のうえで就職が決まったかどうか
本当に知りたいこと「良い就職だったか」
自分の将来につながる就職先かどうか
数字の裏側②:分母は何か
計算方法の例
100人卒業 → うち80人が就職希望、20人が大学院進学。
80人全員が就職 → 就職希望者ベース:就職率100%
卒業生全体ベース:就職率80%
どちらの数字を使うかで、見え方は変わります。
数字だけを見るのではなく、何を分母にしているのかも確認する必要があります。
就職率よりも見てほしいもの
私が高校生に就職率以上に見てほしいのは、
卒業生の進路です。
①
どんな企業・業界に就職しているかIT業界に興味があるなら、卒業生がどんなIT企業に進んでいるかを見る。
②
公務員合格実績はどれくらいか公務員に興味があるなら、そちらの実績を見る。
③
大学院進学率はどれくらいか研究職に興味があるなら、大学院への進学率を見る。
こうやって、自分の興味と照らし合わせることが大切です。
偏差値もそうです。就職率もそうです。数字は参考になります。でも数字だけでは判断できない。
数字の裏側を見ることが重要です。
まとめ
- 就職率が高いこと自体は素晴らしいが、それだけで大学を選ぶのは危険
- 就職率は「就職できたか」を示す数字であり、「良い就職か」は別問題
- 分母が就職希望者か卒業生全体かで数字の意味が変わる
- 見るべきは、どこに・どんな業界に就職しているかという卒業生の進路
- 自分の将来と照らし合わせて、数字の意味を考えることが大学選びの精度を上げる
核心メッセージ
進路選択は、数字を見る作業ではありません。
数字の意味を考える作業です。
この視点を持つだけで、大学選びの精度は大きく上がります。
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