今回は「タイムマシンが完成したら、あなたは過去と未来のどちらに行きたいか」これをやります。
一見するとSFのようなテーマです。しかし大学の小論文では、このようなテーマが出題されることがあります。
このテーマで大切なのは、過去か未来かを選ぶことではありません。なぜそう考えたのかを、論理的に説明することです。
まず過去を選ぶ場合について考えてみましょう。
- 歴史を自分の目で見たい(戦国時代・江戸時代・明治維新)
- 歴史上の人物に会ってみたい
- 自分の人生をやり直したい(「あの時こうしていれば…」という後悔)
- 科学技術の発展を見たい(AI・宇宙開発・病気の克服)
- 未来を知ることで人類の可能性を見たい
- 自分自身の未来を知りたい
もし過去を変えてしまったら、現在の自分はどうなるのでしょうか。
歴史が変われば未来も変わる可能性があります。一つの行動が、予想もしない結果を生むかもしれません。
未来を見ることにも課題があります。
もし自分の未来を知ってしまったら、努力する気持ちは変わらないでしょうか。
失敗すると分かっていたら、挑戦しなくなるかもしれません。逆に、成功すると分かっていたら、努力を怠るかもしれません。
つまり、未来を知ることが、現在の行動に影響を与える可能性があります。
では、私ならどちらを選ぶか。私は未来へ行きたいと思います。
理由は、未来を知ることで、これから社会がどのように変化するのかを学びたいからです。AI。医療。環境問題。エネルギー。これらの課題がどのように解決されているのかを知ることができれば、今を生きる私たちのヒントになるかもしれません。
ただし、自分自身の未来は見ません。未来が分かってしまうと、人生の楽しみや努力する意味が薄れてしまう可能性があるからです。
未来には、「分からないからこそ挑戦する価値」があります。
小論文では、どちらを選んでも正解・不正解はありません。重要なのは、自分の考えを筋道を立てて説明できるかどうかです。
さらに、反対の立場にも触れられると、より説得力のある文章になります。このテーマを小論文で扱う場合は、次の流れで書くと整理しやすくなります。
この順番で書くと、論理的な文章になります。
このテーマは、タイムマシンについて考える問題ではありません。
「未知のものとどう向き合うか」「人生で何を大切にするか」という価値観を問う問題です。
- このテーマの本質は「過去か未来か」ではなく、価値観を問う問題です
- 小論文では結論だけでなく、理由と反対意見まで含めて考えることが重要です
- 反対の立場に触れることで、説得力のある文章になります
- その視点が、読み手を納得させる文章につながります