前回の記事では、志望理由書を書く前に、まずは自分と向き合うことが大切だという話をしました。
今回は、その次のステップです。
「なぜその大学を選ぶのか。」
これについて考えていきます。
前回の記事はこちら👇
私は毎年、推薦入試の志望理由書を添削しています。
その中で、一番多いのが、こんな理由です。
- 「家から近いからです。」
- 「オープンキャンパスの雰囲気が良かったからです。」
- 「就職率が高いからです。」
もちろん、これらも大学を選ぶ理由の一つでしょう。
しかし、それだけでは、大学側は納得しません。
大学が知りたいのは、「なぜ本学なのか。」ということです。
例えば、同じ看護学部でも、大学によって学べる内容は違います。
地域医療に力を入れている大学。
災害看護を専門に学べる大学。
海外研修が充実している大学。
多職種連携教育に力を入れている大学。
同じ「看護学部」でも、特色は大きく違います。
工学部でも同じです。
情報工学に強い大学。
航空宇宙研究で有名な大学。
半導体研究に力を入れている大学。
環境問題を専門に研究している大学。
大学名だけでは、その違いは分かりません。
だからこそ、ホームページを見ることが大切なのです。
ただし、ホームページを見るときに、見てほしい場所があります。
入試情報を見る
研究室・教授
研究内容を見る
大学には、どんな先生がいて、どんな研究をしているのか。
そこを見ると、その大学の本当の特色が見えてきます。
高校生だった頃の自分なら、偏差値だけを見て、大学を選んでいたと思います。
「このくらいの偏差値なら合格できそう。」
そんな基準でした。
実際、私は新潟大学に合格しました。
でも、進学はしませんでした。
今振り返ると、あの頃は、大学で何を学ぶのかを、ほとんど考えていなかったと思います。
塾講師になってから、多くの大学を調べるようになりました。
すると、同じ学部でも、大学によって研究内容がまったく違うことに気付きました。
「この先生の研究、面白そう。」
「この大学なら、自分がやりたいことが学べそう。」
そんな視点で大学を見るようになりました。
もっと高校生の頃に知っていれば、大学選びの基準は変わっていたと思います。
私は、大学を選ぶときに一番大切なのは、「この大学だから学べることがあるか」だと思っています。
偏差値は、入学するための目安です。
しかし、大学生活は四年間あります。
その四年間で、何を学び、どんな経験をし、どんな人になりたいのか。
そこまで考えて初めて、本当の大学選びになると思います。
志望理由書を書く前に調べてほしいこと
大学を調べるときは、次のような点を確認してみてください。
- どんな教育理念を持っているのか。
- どんな研究室があるのか。
- 興味のある教授はいるか。
- どのような実習や研究ができるのか。
- 卒業生はどのような進路に進んでいるのか。
- 大学ならではの特色は何か。
これらを調べることで、「この大学でなければならない理由」が少しずつ見えてきます。
まとめ
推薦入試で大切なのは、
「この大学に入りたい。」
ではありません。
「この大学で学びたい。」
という思いです。
その違いは、志望理由書を読めばすぐに伝わります。
だからこそ、偏差値や知名度だけで大学を選ぶのではなく、研究内容や先生、学べる環境まで調べてみてください。
大学は、合格することがゴールではありません。
その大学で何を学び、どんな未来をつくるのか。
ぜひ、そんな視点で大学選びをしてみてください。
0 件のコメント:
コメントを投稿