「間違えたら丁寧に直してください」指導だけでは偏差値は伸びにくい理由
数学の成績アップや偏差値向上を目指すとき、多くの生徒が経験するのが「間違えたときに、丁寧に直してください」という指導です。一見、親切でありがたい指導に思えますが、実はこれだけでは十分な学力向上につながらないことがあります。
なぜ「丁寧に直す」だけでは不十分なのか?
間違いを丁寧に直すだけの指導では、
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なぜ間違えたのかがわからないまま終わってしまう
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自分で「どこがわからないのか」を見つける力が育ちにくい
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どう質問すればよいかもわからず、疑問点が曖昧なままになる
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受け身の学習になり、自発的な理解や深い学びに結びつかない
ということが起こりやすいのです。
学力向上に必要なのは「自分で課題を見つけ、適切な質問ができる力」
本当に力をつけるには、
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自分の「わからない部分」を正確に見つける
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どの部分が理解できていないかを具体的に言葉にできる
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適切な質問文を作って、効果的に先生や参考書、動画などから答えを得る
というプロセスが欠かせません。
例えば、
「この問題の平方完成のやり方がわかりません。なぜこの形に変形するのか教えてください」
のように質問できると、教える側も的確に説明でき、学ぶ側も理解を深めやすくなります。
先生の指導にも「質問力を育てる」視点が必要
理想的な指導は、
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「どこがわからなかったのか言葉にしてみよう」
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「どう考えたのか教えて」
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「質問を一緒に整理してみよう」
という、自分で考え、課題を発見する力を育てるスタイルです。
まとめ
「間違えたら丁寧に直す」だけの指導は、短期的には間違いの訂正になるものの、学力の本質的な向上にはつながりにくいものです。
偏差値を上げたいなら、まずは自分で「わからない部分」を具体的に見つけ、適切な質問ができる力を身につけることが大切です。
もし質問の仕方がわからなければ、一緒に練習したり文章を考えたりすることもできますので、ぜひ相談してくださいね。
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