2025年10月25日土曜日

👨‍💻 プログラマー(PG) — すべてのシステムを動かす「コードの職人」

 プログラマー(PG)は、設計された内容をもとに実際にプログラム(コード)を書いて動かす専門職です。Webアプリ、スマホアプリ、ゲーム、企業の業務システムなど、あらゆるソフトウェアを「形にする」エンジニアです。

※近年は設計とコーディングを一人で担当するケースも増えており、SEとPGの境界は曖昧になりつつあります。


■ 仕事内容

プログラマーの主な仕事は「仕様や設計をもとにコードを書く」こと。ただし、単に書くだけでなく、効率・安全・保守性を考えた実装力が求められます。

💡 具体的な業務例

  • 仕様書や設計書をもとにプログラムを実装
  • バグ(不具合)の発見と修正(デバッグ)
  • 単体テスト・結合テストの実施
  • 既存システムの改修・メンテナンス
  • チームでのコードレビュー・技術共有
  • AIツール(GitHub Copilot等)を活用した効率的な開発

■ 使用される主なプログラミング言語


分野 よく使われる言語
Webアプリ開発 JavaScript, TypeScript, Python, PHP, Ruby, Go
スマホアプリ Swift(iOS), Kotlin(Android), React Native
ゲーム開発 C++, C#, Unity, Unreal Engine
業務システム Java, C#, SQL
AI・データ分析 Python, R, Julia
組込み開発 C, C++, Rust


■ 年収(目安・2024-2025年版)

  • 新卒〜若手:350〜500万円
  • 中堅(開発経験5〜10年):500〜750万円
  • 上級・リードエンジニア:700〜1,000万円以上
  • フリーランス・外資系企業:800〜1,500万円も可能

スキル・経験・技術領域によって収入差が大きい職種です。Web系やAI分野では初任給が高めの傾向があります。


■ なるためのルート

【王道ルート】

  1. 情報・工学系の大学・専門学校へ進学
    プログラミング、データベース、アルゴリズムを学ぶ。
  2. IT企業・ソフトウェア会社へ就職
    最初は小規模なプログラムを担当し、経験を積む。
  3. スキルアップで上位職へ
    SE、テックリード、アーキテクト、AIエンジニアなどへステップアップ。

【独学・転職ルート】

  • オンライン学習(Progate、Udemy、Recursion等)でスキル習得
  • ポートフォリオ(自作アプリ等)を作成
  • 未経験可のIT企業やWeb系企業へ応募

※特にWeb・アプリ開発分野では、学歴よりも実力(ポートフォリオ)が重視される傾向が強まっています。


■ 難易度(★と☆で表示)


分野・段階 難易度 説明
Web・アプリ開発(基礎) ★★☆☆☆ 学習環境が整っており、初心者でも挑戦しやすい。
業務システム・組込み開発 ★★★☆☆ 正確さと構造理解が求められる。バグ対応が重要。
AI・データ分析・高度開発 ★★★★☆ 数学・統計・アルゴリズムの深い理解が必要。
総合評価(プログラマー全体) ★★★☆☆ 入り口は広いが、実務レベルまでの道のりは長い。継続的な学習が必須。

⚠️ 注意点:

  • 独学での学習環境は整っているものの、挫折率も高い
  • 「簡単なコードが書ける」と「プロとして働ける」の間には大きなギャップがある

■ 必要なスキル・適性

  • 論理的思考力(「なぜ動かないか」を分析する力)
  • コードを正確に書く集中力
  • 問題解決への粘り強さ
  • 新しい言語・技術を学ぶ柔軟性
  • チームでの協調性(コード共有・レビュー文化)
  • 自己学習能力(技術は常に進化し続ける)

■ 向いている人・向いていない人

✅ 向いている人

  • コツコツ作業が好きで、細かい違いに気づける人
  • ロジック(論理的な考え方)が得意な人
  • 作ったものが"動く"ことに喜びを感じる人
  • 新しい技術を学ぶのが好きな人

❌ 向いていないかも

  • 長時間の集中や反復作業が苦手な人
  • 曖昧な指示で混乱しやすい人
  • 継続的な学習が苦痛な人

■ 将来性

プログラマーの需要は今後も高水準で継続すると予測されます。

📈 需要が高い分野

  • AI・機械学習
  • クラウドインフラ
  • Webサービス・スマホアプリ
  • セキュリティ
  • データ分析

⚠️ AI時代の変化

  • 単純なコーディング作業はAI(GitHub Copilot等)で自動化が進む
  • より高度な「設計力」「問題解決能力」「チーム開発力」が重視される
  • AIツールを使いこなすスキルが必須に

スキルを磨き続ければ、フリーランス・独立・海外就職など、キャリアの選択肢は広がります。


■ ブログ用まとめ(ショート版)

職業名:プログラマー(PG)
仕事内容:システムやアプリを動かすためのプログラムを作成・修正・管理する仕事。
年収の目安:350〜1,000万円(経験・スキルによって大きく変動)
進路:情報・工学系大学/専門学校 → IT企業・Web系企業(独学→ポートフォリオ作成ルートも増加中)
難易度(総合):★★★☆☆(3/5) — 入り口は広いが、継続的な学習が必須



学習塾宗樹舎のHPはこちら👉https://soukisya.com/




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