プログラマー(PG)は、設計された内容をもとに実際にプログラム(コード)を書いて動かす専門職です。Webアプリ、スマホアプリ、ゲーム、企業の業務システムなど、あらゆるソフトウェアを「形にする」エンジニアです。
※近年は設計とコーディングを一人で担当するケースも増えており、SEとPGの境界は曖昧になりつつあります。
■ 仕事内容
プログラマーの主な仕事は「仕様や設計をもとにコードを書く」こと。ただし、単に書くだけでなく、効率・安全・保守性を考えた実装力が求められます。
💡 具体的な業務例
- 仕様書や設計書をもとにプログラムを実装
- バグ(不具合)の発見と修正(デバッグ)
- 単体テスト・結合テストの実施
- 既存システムの改修・メンテナンス
- チームでのコードレビュー・技術共有
- AIツール(GitHub Copilot等)を活用した効率的な開発
■ 使用される主なプログラミング言語
| 分野 | よく使われる言語 | 
|---|---|
| Webアプリ開発 | JavaScript, TypeScript, Python, PHP, Ruby, Go | 
| スマホアプリ | Swift(iOS), Kotlin(Android), React Native | 
| ゲーム開発 | C++, C#, Unity, Unreal Engine | 
| 業務システム | Java, C#, SQL | 
| AI・データ分析 | Python, R, Julia | 
| 組込み開発 | C, C++, Rust | 
■ 年収(目安・2024-2025年版)
- 新卒〜若手:350〜500万円
- 中堅(開発経験5〜10年):500〜750万円
- 上級・リードエンジニア:700〜1,000万円以上
- フリーランス・外資系企業:800〜1,500万円も可能
スキル・経験・技術領域によって収入差が大きい職種です。Web系やAI分野では初任給が高めの傾向があります。
■ なるためのルート
【王道ルート】
- 情報・工学系の大学・専門学校へ進学
 プログラミング、データベース、アルゴリズムを学ぶ。
- IT企業・ソフトウェア会社へ就職
 最初は小規模なプログラムを担当し、経験を積む。
- スキルアップで上位職へ
 SE、テックリード、アーキテクト、AIエンジニアなどへステップアップ。
【独学・転職ルート】
- オンライン学習(Progate、Udemy、Recursion等)でスキル習得
- ポートフォリオ(自作アプリ等)を作成
- 未経験可のIT企業やWeb系企業へ応募
※特にWeb・アプリ開発分野では、学歴よりも実力(ポートフォリオ)が重視される傾向が強まっています。
■ 難易度(★と☆で表示)
| 分野・段階 | 難易度 | 説明 | 
|---|---|---|
| Web・アプリ開発(基礎) | ★★☆☆☆ | 学習環境が整っており、初心者でも挑戦しやすい。 | 
| 業務システム・組込み開発 | ★★★☆☆ | 正確さと構造理解が求められる。バグ対応が重要。 | 
| AI・データ分析・高度開発 | ★★★★☆ | 数学・統計・アルゴリズムの深い理解が必要。 | 
| 総合評価(プログラマー全体) | ★★★☆☆ | 入り口は広いが、実務レベルまでの道のりは長い。継続的な学習が必須。 | 
⚠️ 注意点:
- 独学での学習環境は整っているものの、挫折率も高い
- 「簡単なコードが書ける」と「プロとして働ける」の間には大きなギャップがある
■ 必要なスキル・適性
- 論理的思考力(「なぜ動かないか」を分析する力)
- コードを正確に書く集中力
- 問題解決への粘り強さ
- 新しい言語・技術を学ぶ柔軟性
- チームでの協調性(コード共有・レビュー文化)
- 自己学習能力(技術は常に進化し続ける)
■ 向いている人・向いていない人
✅ 向いている人
- コツコツ作業が好きで、細かい違いに気づける人
- ロジック(論理的な考え方)が得意な人
- 作ったものが"動く"ことに喜びを感じる人
- 新しい技術を学ぶのが好きな人
❌ 向いていないかも
- 長時間の集中や反復作業が苦手な人
- 曖昧な指示で混乱しやすい人
- 継続的な学習が苦痛な人
■ 将来性
プログラマーの需要は今後も高水準で継続すると予測されます。
📈 需要が高い分野
- AI・機械学習
- クラウドインフラ
- Webサービス・スマホアプリ
- セキュリティ
- データ分析
⚠️ AI時代の変化
- 単純なコーディング作業はAI(GitHub Copilot等)で自動化が進む
- より高度な「設計力」「問題解決能力」「チーム開発力」が重視される
- AIツールを使いこなすスキルが必須に
スキルを磨き続ければ、フリーランス・独立・海外就職など、キャリアの選択肢は広がります。
■ ブログ用まとめ(ショート版)
職業名:プログラマー(PG)
仕事内容:システムやアプリを動かすためのプログラムを作成・修正・管理する仕事。
年収の目安:350〜1,000万円(経験・スキルによって大きく変動)
進路:情報・工学系大学/専門学校 → IT企業・Web系企業(独学→ポートフォリオ作成ルートも増加中)
難易度(総合):★★★☆☆(3/5) — 入り口は広いが、継続的な学習が必須

 
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