野球に青春を捧げた彼がつかんだ大学への切符
今回は、中学生のころから当塾に通ってくれていた生徒の合格ストーリーをご紹介します。野球に打ち込みながらも、教育者への夢を諦めず、2025年度春、群馬大学共同教育学部に見事合格を果たしました。
野球一筋の高校生活から受験勉強へ
高校生活は野球に全力を注ぎ、練習や試合で多忙な日々を送っていました。大学受験勉強を本格的に始めたのは、野球部を引退してから。本人も「今まで野球ばっかりでした」と振り返っています。
塾で勉強を始めた当初、共通テスト模試の得点は1000点満点中300点ほど。しかし、夏期講習で集中して学習した結果、秋以降の模試では一時期600点台に到達しました。共通テスト本番では思うような結果は出ませんでしたが、点数の取れるところを確実に押さえることができました。
教育学部への志は変わらず——二次試験対策へ
彼は教育学部に進むという志を変えず、群馬大学共同教育学部に出願しました。二次試験対策で印象的だったのは、その年から出題形式が変更されたことです。
出題内容を分析した結果、大学側の意図が見えてきました。
それは、
「あなたは将来、先生になります。そのため、生徒に教えられる知識をしっかり準備してください」
というメッセージでした。
そこで塾では、知識を整理・まとめる学習を徹底的に行い、出題の意図に沿った準備を進めました。数学は国公立大学の二次試験によくある形式、理科は教育者として必要な知識の確認という視点で対策を重ねました。
二次試験当日——準備が実を結ぶ瞬間
二次試験本番で出題された理科の問題は2題。そのうち1題は、まさに塾で準備していた通りの内容でした。彼が日々努力してきた成果が、ここで確実に発揮される瞬間でした。
合格発表——そして次のステップへ
2025年度春の合格発表。無事合格の報告に来てくれたとき、彼は笑顔でこう言いました。
「受かりました。間に合いました。」
そのとき私は、「学科は変更できるから、積極的に行動しなさい」と伝え、具体的に学科変更の方法も教えました。合格した後も、彼は自分の希望に沿った学びを実現するために、前向きに行動を続けています。
努力と戦略でつかんだ合格
共通テストでは思うような結果が出ませんでしたが、点数の取れるところを確実に押さえ、二次試験対策に集中。知識の整理・理解を深めた結果、大学独自試験で力を発揮しました。
野球に青春を捧げながらも、教育者として必要な知識を準備し続け、諦めず挑戦した彼の姿は、多くの後輩にとって大きな励みになるでしょう。
彼の合格は、素直さとポジティブな努力の積み重ね、そして「志を貫く力」が生んだ成果です。部活一筋でも、目標に向かって戦略的に準備すれば、必ず結果につながる——そのことを教えてくれるストーリーです。
宗樹舎の合格実績はこちら👉https://soukisya.com/pg79.html
 
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