お正月といえば、おせち料理、初詣、お年玉、そしてのんびり過ごす三が日。
でも実は、お正月の風習一つひとつには、ちゃんと意味や由来があるのをご存じでしょうか?
今回は、知っているとちょっと賢くなった気分になれる「正月の雑学」を紹介します。
① 正月は「1月」ではなく「年神様を迎える期間」
正月とは単なる1月のことではありません。
本来のお正月は、👉 年神様(としがみさま)を家に迎え、もてなす行事。
年神様は、
- その年の豊作
- 家族の健康
- 子孫の繁栄
を司る神様とされていました。
だから正月は、「遊ぶ日」ではなく「神様を迎える日」だったんですね。
② 門松は"目印"で"依り代"だった
玄関先に飾る門松。これは単なる飾りではありません。
門松は、👉 年神様が迷わず家に来るための目印であり、年神様が宿る「依り代(よりしろ)」。
- 松:常緑樹で不老長寿・生命力の象徴
- 竹:成長が早く生命力が強い・まっすぐな心
縁起の良い植物を使うことで、神様を歓迎する意味が込められています。
③ おせち料理は「保存食」であり「火の神様を休ませる」ため
おせちは縁起物として知られていますが、もともとは実用的な理由がありました。
👉 正月三が日は「火の神様(荒神様)を休ませる」「水の神様を休ませる」ため、火を使わず過ごす習慣があり、保存食が重宝されました。また、家事をする人(主に女性)を休ませるという意味もありました。
それぞれの料理にも意味があります。
- 黒豆:まめに働く
- 数の子:子孫繁栄
- 田作り:五穀豊穣
「願いを食べる」のがおせち料理だったんですね。
④ 正月三が日に掃除をしない理由
「正月に掃除すると運が逃げる」と聞いたことはありませんか?
これは迷信というより、👉 年神様を掃き出さないため。
正月は"迎える期間"なので、掃除やゴミ出しは控えるのが本来の考え方でした。また、水の神様にも休んでいただくという意味もあります。
⑤ 初詣は本来"家の神様"が先だった
今では神社やお寺に行く初詣が定番ですが、昔は順番が違いました。
- 家の神棚・仏壇に挨拶
- 氏神様(地元の神社)へ参拝
- その後、崇敬する神社へ
遠くの有名神社より、👉 身近な神様を大切にする という考え方が基本だったのです。
⑥ お年玉は「お金」じゃなかった
お年玉の由来も意外です。
もともとは、👉 年神様の魂が宿るお餅(鏡餅)を分け与えること。
それが時代とともに簡略化され、昭和30年代頃から現代のお金になりました。
だから「年玉(としだま)」という漢字を使うんですね。「年神様の御魂(みたま)」が由来とされています。
まとめ
正月の風習はどれも、
- 神様を迎える
- 1年の無事を願う
- 心と生活を整える
という意味を持っています。
何となく過ごしていた正月も、由来を知ると、少しだけ特別に感じられるはずです。
今年の正月は、「ただ休む」だけでなく、1年のスタートを意識する時間にしてみてはいかがでしょうか。
学習塾宗樹舎のHPはこちら👉https://soukisya.com/

0 件のコメント:
コメントを投稿